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特許6983000照明具、照明装置、及び、照明具の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6983000
(24)【登録日】2021年11月25日
(45)【発行日】2021年12月17日
(54)【発明の名称】照明具、照明装置、及び、照明具の製造方法
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20211206BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20211206BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20211206BHJP
   F21Y 115/20 20160101ALN20211206BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20211206BHJP
【FI】
   F21S2/00 230
   F21V17/00 154
   F21Y115:10
   F21Y115:20
   F21Y115:30
【請求項の数】10
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2017-143994(P2017-143994)
(22)【出願日】2017年7月25日
(65)【公開番号】特開2019-29070(P2019-29070A)
(43)【公開日】2019年2月21日
【審査請求日】2020年7月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002491
【氏名又は名称】溝井国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】坂本 哲也
(72)【発明者】
【氏名】小津 祥平
(72)【発明者】
【氏名】池谷 博文
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 康弘
【審査官】 大橋 俊之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2017−050124(JP,A)
【文献】 特開2015−219993(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/058808(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 17/00
F21Y 115/10
F21Y 115/20
F21Y 115/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に沿って1面に発光素子が配置された支持部材と、
前記支持部材の前記1面を覆うように前記支持部材に取り付けられ、第1方向に沿った開口部であって前記支持部材により覆われた開口部を有する主カバーと、
前記主カバーの端部が取り付けられた取付部を有し、前記主カバーに固定された端部カバーと
を備え、
前記端部カバーは、前記取付部から前記第1方向の中央側に向かって突出して形成され前記支持部材の前記1面の側に配置される第1突出片を有し、
前記第1突出片は、前記第1突出片の第1方向に沿った面と前記1面とが対向する部分において前記支持部材と重なっている照明具。
【請求項2】
第1方向に沿って1面に発光素子が配置された支持部材と、
前記支持部材の前記1面を覆うように前記支持部材に取り付けられた主カバーと、
前記主カバーの端部が取り付けられた取付部を有し、前記主カバーに固定された端部カバーと
を備え、
前記端部カバーは、前記取付部から第1方向の中央側に向かって突出して形成され前記支持部材と対向している第1突出片を有し、
前記支持部材は、端部から第1方向の外側に向かって突出した突出部を有し、
前記第1突出片は、第1方向に沿った面を有する板であり、
前記突出部は、第1方向に沿った面を有する板であり、
前記第1突出片の第1方向に沿った面と前記突出部の第1方向に沿った面とを、対向する部分において隙間なく接触させている照明具。
【請求項3】
前記第1突出片は、前記突出部の厚さ寸法よりも長く前記突出部と対向しており、
前記第1突出片は、前記第1突出片の厚さ寸法よりも長く前記突出部と対向している請求項2に記載の照明具。
【請求項4】
前記端部カバーは、第1方向の外側に向かって形成された後退部を有し、
前記突出部は、前記後退部の底面と対向している請求項2又は3に記載の照明具。
【請求項5】
前記後退部の壁面と前記突出部の先端との間に隙間が存在する請求項4に記載の照明具。
【請求項6】
第1方向に沿って1面に発光素子が配置された支持部材と、
前記支持部材の前記1面を覆うように前記支持部材に取り付けられた主カバーと、
前記主カバーの端部が取り付けられた取付部を有し、前記主カバーに固定された端部カバーと
を備え、
前記端部カバーは、前記取付部から前記第1方向の中央側に向かって突出して形成され前記支持部材と対向している第1突出片を有し、
前記支持部材は、端部から第1方向の外側に向かって突出した突出部を有し、
前記主カバーは、第1方向に沿って開口部を有し、
前記突出部の第1方向と直交する第2方向の長さ寸法は、前記開口部の第1方向と直交する第2方向の長さ寸法よりも大きい照明具。
【請求項7】
第1方向に沿って1面に発光素子が配置された支持部材と、
前記支持部材の前記1面を覆うように前記支持部材に取り付けられた主カバーと、
前記主カバーの端部が取り付けられた取付部を有し、前記主カバーに固定された端部カバーと
を備え、
前記端部カバーは、前記取付部から前記第1方向の中央側に向かって突出して形成され前記支持部材と対向している第1突出片を有し、
前記主カバーは、第1方向に沿って開口部を有し、
前記第1突出片の第1方向と直交する第2方向の長さ寸法は、前記開口部の第1方向と直交する第2方向の長さ寸法と同じ照明具。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の照明具と、
前記照明具を装着した照明器具と
を備えた照明装置。
【請求項9】
支持部材の1面に第1方向に沿って発光素子を配置し、
第1方向に沿った開口部を有する主カバーを、前記支持部材の前記1面を覆うようにかつ前記開口部を前記支持部材により覆うように前記支持部材に取り付け、
端部カバーの取付部に前記主カバーの端部を取り付けて前記端部カバーを前記主カバーに固定し、
前記端部カバーの前記取付部から前記第1方向の中央側に向かって突出して形成された第1突出片を、前記第1突出片の第1方向に沿った面と前記支持部材の前記1面とを対向させるように、前記支持部材と重ねる照明具の製造方法。
【請求項10】
支持部材の1面に第1方向に沿って発光素子を配置し、
主カバーを、前記支持部材の前記1面を覆うように前記支持部材に取り付け、
端部カバーの取付部に前記主カバーの端部を取り付けて前記端部カバーを前記主カバーに固定し、
前記端部カバーの前記取付部から第1方向の中央側に向かって突出して形成された板状の第1突出片の第1方向に沿った面と前記支持部材の第1方向の外側に向かって突出した板状の突出部の第1方向に沿った面とを、隙間なく接触させて対向させる照明具の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED(発光ダイオード)といった固体発光素子を用いた照明具に関する。特に、内部に虫又は塵芥が入りにくい照明具の関する。
【背景技術】
【0002】
照明装置を構成する部品間には、成型ばらつき、及び、熱と湿度による膨張又は収縮を考慮して、ある程度のクリアランスを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−069296号公報
【特許文献2】特開2014−154433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
照明装置には、成型ばらつきにより組立ばらつきが生じ、熱と湿度による膨張又は収縮により、使用環境によっては部品間に隙間が生じる場合があり、この隙間から虫又は塵芥が照明装置の内部に混入するおそれがあった。
本発明は、内部に虫又は塵芥が入りにくい照明具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る照明具は、
第1方向に沿って1面に発光素子が配置された支持部材と、
前記支持部材の前記1面を覆うように前記支持部材に取り付けられた主カバーと、
前記主カバーの端部が取り付けられた取付部を有し、前記主カバーに固定された端部カバーと
を備え、
前記端部カバーは、前記取付部から前記第1方向の中央側に向かって突出して形成され前記支持部材と対向している第1突出片を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る照明具は、内部に虫又は塵芥が入りにくい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施の形態1に係る照明装置600の組立斜視図。
図2】実施の形態1に係る照明装置600の分解斜視図。
図3】実施の形態1に係る照明具2の斜視図。
図4】実施の形態1に係る照明具2の取り付けを説明する図。
図5】実施の形態1に係る照明具2の断面図。
図6】実施の形態1に係る端部カバー22を説明する斜視図。
図7】実施の形態1に係る照明具2の主要部を説明する分解斜視図。
図8】実施の形態1に係る電線保持具48を説明する拡大図。
図9】実施の形態1に係る照明具2の端部を説明する拡大図。
図10】実施の形態1に係る照明具2の端部を説明する拡大図。
図11】実施の形態1に係る照明具2の端部の拡大断面図。
図12】実施の形態1に係る端部カバーの変形例を説明する拡大図。
図13】実施の形態2に係る端部カバー22を説明する斜視図。
図14】実施の形態2に係る照明具2の端部の拡大断面図。
図15】実施の形態2に係る照明具2の端部の拡大断面図。
図16】実施の形態2に係る照明具2の端部の拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった方向あるいは位置が示されている場合、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置、器具、あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
【0009】
なお、以下の説明では、照明装置600を取り付ける造営部900の方向を取付方向あるいは上方とし、光源の照射方向を下方として説明する。
【0010】
また、以下の説明で、長手方向は、第1方向の具体例であり、短手方向は、第1方向と直交する第2方向の具体例である。
【0011】
実施の形態1.
***構成の説明***
照明装置600の説明
図1図2に示すように、照明装置600は、照明器具1と照明具2とを有する。
照明装置600は、天井あるいは壁といった造営部900に取り付けられる照明装置であり、長手方向に延びた長尺状の照明装置である。照明装置600は、光源一体型LEDベースライトともいう。
照明装置600は、照明具2と、照明具2を着脱可能に取り付ける照明器具1とを有する。
図に示した照明装置600は、天井直付形の所謂「逆富士タイプ」であるが、「トラフタイプ」、「笠付タイプ」、「下面開放タイプ」、「埋込形」でもよい。
また、複数台の照明装置600を連結した「連結タイプ」であってもよい。
【0012】
照明器具1の説明
図2に示すように、照明器具1は、器具本体10を有する。
【0013】
器具本体10の説明
図2に示すように、器具本体10は、外観主部101とユニット取付部102とを有する。
器具本体10は、板金が折り曲げられて形成される。
ユニット取付部102は、照明具2を収容する収納部となる部分であり、収容部ともいう。
ユニット取付部102は、照明具2を着脱可能に取り付ける。
ユニット取付部102は、底面部103と周面部104とを有する。
器具本体10は、両サイドに、器具端部105を有する。
底面部103は、ユニット取付部102の長手方向に延びている板である。
底面部103には、2つの器具側取付装置11と、電源に接続された器具電源線材12が設置される。
周面部104は、底面部103の短手方向の両端部を基端部として立ち上がっている壁である。
器具端部105は、器具本体10の端面部を塞ぐように器具本体10に取り付けられる。
【0014】
器具側取付装置11の説明
器具側取付装置11は、器具側連結具となる取付バネであり、板バネが好適である。
器具側取付装置11は、後述する照明具2が備えるユニット側取付装置46に対応する位置に配置される。
器具側取付装置11は、照明具2が備えるユニット側取付装置46と係り合う板バネである。
【0015】
器具電源線材12の説明
器具電源線材12は、照明器具1に配線された電源線材である。
器具電源線材12は、器具側コネクタ13を有する。
【0016】
照明具2の説明
照明具2は、照明具2、光源装置、ライトユニットと呼ばれることもある。
図2に示すように、照明具2は、外郭部20と光源モジュール30と電源ユニット40とを有する。
【0017】
外郭部20の説明
外郭部20は、光源モジュール30を覆う外郭である。
図7に示すように、外郭部20は、主カバー21と端部カバー22と支持部材24とを有する。
主カバー21は、透光性カバーであり、外郭部20の第1外郭部である。
主カバー21は、基板34を覆うように支持部材24に取り付けられる。
端部カバー22は、外郭部20の第2外郭部である。
支持部材24は、外郭部20の第3外郭部である。
【0018】
主カバー21の説明
図7に示すように、主カバー21は、カバー主部210とカバー側部211とカバー係合部212とカバー保持部213とを有する。
カバー主部210は、前面透光部である。
カバー側部211は、側面透光部である。
カバー係合部212は、支持部材24と嵌め合わせる部分である。
カバー保持部213は、支持部材24を保持する部分である。
【0019】
カバー主部210は、主カバー21の全面に位置し、基板34に対向する部分である。
カバー側部211は、主カバー21の側部に相当する部分である。
カバー係合部212は、カバー側部211から取付方向に突き出た部分である。
カバー係合部212は、支持部材24の側部244と係り合い、主カバー21を支持部材24に取り付ける。
【0020】
図5に示すように、主カバー21は、支持部材24に取り付けられた光源モジュール30を覆うように支持部材24に取り付けられる。
主カバー21は、カバー係合部212が支持部材24の側部244の先端部246を覆って、支持部材24に取り付けられる。
【0021】
端部カバー22の説明
図6に示すように、端部カバー22は、端面部220と周部221とを有する。
【0022】
端面部220は、平らな底部である。
周部221は、周面部であり、端面部220の周囲に設けられた環状壁である。
周部221は、環状壁の途中に取付部223と嵌込部2230とを有する。
取付部223は、主カバー21の端面を接着固定する環状平面である。
取付部223は、主カバー21のカバー主部210とカバー側部211とカバー保持部213との端面形状が当接できる形状で形成されている。
嵌込部2230は、取付部223の途中から設けられた環状壁である。
嵌込部2230は、主カバー21の端面の内周形状と同じ外周形状を有する。
嵌込部2230は、主カバー21の端面の内側に嵌め込まれる。
取付部223と嵌込部2230とは、主カバー21の端部と接着剤で固定される。
【0023】
周部221は、後退部222を有する。
後退部222は、周部221の器具側の部分に形成された段差部又は凹部である。
後退部222は、主カバー21の端面が当接する取付部223よりも端部側にへこんで形成されたへこみ部又は窪み部である。
後退部222は、底面2221と壁面2222とを有する。
底面2221は、後退部222の床底にある矩形状の水平平面である。
底面2221は、支持部材24の第1面部241の延長平面に形成されている。
壁面2222は、長手方向の端部方向に形成された立設面である。
壁面2222は、取付部223よりも端部側に後退した位置に形成されている。
壁面2222は、主カバー21と支持部材24が存在する中央側には存在しない。
【0024】
第1突出片225の説明
図6に示すように、端部カバー22は、第1突出片225を有する。
第1突出片225は、オーバーラップ部となり、取付ガイド部となる。
第1突出片225は、取付部223から支持部材24に向かって突出した矩形板である。
第1突出片225は、基端部226と先端部227とを有する。
基端部226は、後退部222に接続されている。
先端部227は、第1突出片225の先端である。
第1突出片225は、第1面部228と第2面部229を有する。
第1面部228は、照射側の面である。
第2面部229は、器具側の面であり、オーバーラップする対向面部となる。
第2面部229は、後退部222の底面2221と同一平面に存在する。
【0025】
第2突出片230の説明
図6に示すように、端部カバー22は、第2突出片230を有する。
第2突出片230は、取付部223から支持部材24に向かって突出している2個の舌状片である。
第2突出片230は、支持部材24を支持する支持片であり、虫及び塵芥の捕捉部ともなる。
第2突出片230は、基端部231と先端部232と第1面部234と第2面部235とを有する。
基端部231は、取付部223に接続されている。
先端部232は、第2突出片230の先端である。
第1面部234は、照射側の面である。
第2面部235は、器具側の面であり、支持部材24との対向面部となる。
【0026】
支持部材24の説明
支持部材24は、取付部材であり、台座となり、ヒートシンクとなる。
図7に示すように、支持部材24は、長手方向に延びており、断面コ字状を成す。
支持部材24は、取付部となる板状の主部240を有する。
主部240は、第1面部241と第2面部242とを有する。
第1面部241は、光源モジュール30が取り付けられる面であり、照射側の面であり、基板取付面部となる。
第2面部242は、器具側の面であり、図3に示すように、電源ユニット40とユニット側電源線材42とユニット側取付装置46とその他の付属装置の取付面部となる。
【0027】
主部240は、短手方向の両側に側縁部243を有する。
支持部材24は、側縁部243に側部244を有する。
側部244は、照明具2が照明器具1に取り付けられた状態で、照明器具1のユニット取付部102の底面部103に向かって立ち上がっている。
側部244は、基端部245と先端部246とを有する。
基端部245は、側縁部243の端部に接続されている。
先端部246は、カバー係合部212と嵌め合わされる係合部である。
【0028】
支持部材24の一端部250の説明
図7の(a)に示すように、支持部材24の一端部250は、電線保持具装着部251と電線挿通切欠き部252と電線保持具装着孔253とを有する。
電線保持具装着部251は、電線保持具48を装着する。
電線挿通切欠き部252は、電線保持具48を装着するための切欠き部である。
電線保持具装着孔253は、電線保持具48を装着するための貫通孔である。
【0029】
支持部材24の他端部260の説明
図7の(b)に示すように、支持部材24の他端部260は、突出部261を有する。
突出部261は、端面247から長手方向に突出しおり、オーバーラップ部となる。
【0030】
光源モジュール30の説明
図7に示すように、光源モジュール30は、発光素子31と回路部品32(図示せず)と基板コネクタ33(図示せず)と基板34とを有する。
発光素子31は、LEDが好適である。発光素子31は、有機ELあるいはレーザといった発光素子でもよい。
基板34は、実装面340と非実装面341とを有する。
実装面340は、光源モジュール30の表面であり、発光素子31が実装される面である。実装面340は、高反射面である。
非実装面341は、光源モジュール30の裏面であり、支持部材24の第1面部241との接着面であり、支持部材24への熱伝達面である。
【0031】
電源ユニット40と電源関連部品の説明
図3に示すように、電源ユニット40は、主部240の長手方向中央より一方側に寄せて取り付けられている。
電源ユニット40は、主部240の長手方向中央に取り付けられていても構わない。
【0032】
図3に示すように、照明具2は、ユニット側電源線材42と、ユニット側コネクタ43と、給電線材44と、端子台41と、電線留め具49とを有する。
ユニット側電源線材42は、電源ユニット40と端子台41とを接続する。
ユニット側コネクタ43は、ユニット側電源線材42の端部に設置されている。
電線留め具49は、電線ホルダである。
【0033】
図8に示すように、給電線材44は、照明具2の端部において、支持部材24の第2面部242に配置された電線保持具48により固定される。
給電線材44は、電線保持具48でU字状に折り返され、支持部材24の第1面部241に取り付けられた基板34の実装面340に配線される。
基板34の実装面340において、給電線材44の給電コネクタ45と光源モジュール30の基板コネクタ33とが接続される。
このようにして、基板34に電力を供給することが可能となる。
【0034】
図3に示すように、照明具2は、ユニット側取付装置46を有する。
ユニット側取付装置46は、ユニット側連結具であり、ユニット側取付具であり、バネ受け金具である。
2つのユニット側取付装置46は、主部240の長手方向の両端側にそれぞれ取り付けられている。
ユニット側取付装置46は、照明器具1が備える器具側取付装置11と係り合い、照明具2を照明器具1に固定する。
【0035】
図7に示すように、照明具2は、電線保持具48を有する。
電線保持具48は、電線保持部材、電線保持装置、配線保持装置、又は、ハーネスクランプとも呼ばれる。
図8に示すように、電線保持具48は、ベース部480と取付フック481とクランプ部482とヒンジ部483とクランプ受け部484とガイド部485とガイド部485と電線挿通溝486と第1係合部487と第2係合部488と鍔部489とを有する。
ベース部480は、矩形状の板である。
取付フック481は、電線保持具48を支持部材24に取り付ける爪である。
クランプ部482は、給電線材44を電線挿通溝486に保持する保持部である。
クランプ部482は、クランプ天部4821とクランプ側部4822と配線押え部4823とを有する。
クランプ天部4821は、クランプ受け部484の上面に乗る上面カバーである。
クランプ側部4822は、クランプ天部4821と直交する面であり、クランプ受け部484の端部側の側面を覆う側面カバーである。
クランプ側部4822の外面は、主カバー21の端面と同じ平面に存在する。
配線押え部4823は、クランプ天部4821の両サイドにあり、電線挿通溝486と対応する位置に形成された凸部である。
ヒンジ部483は、クランプ受け部484の一端でクランプ部482を回転可能に取り付けた可動連結部ある。
クランプ受け部484は、ベース部480に固定され、クランプ部482と面接触するクランプ当接部である。
ガイド部485は、給電線材44を留める配線ガイドである。
電線挿通溝486は、給電線材44を挟みこむ凹形状の溝である。
給電線材44は、配線押え部4823により電線挿通溝486に固定される。
第1係合部487は、クランプ部482の一端に形成されたクランプ部側係合部である。
第2係合部488は、クランプ受け部484の他端側に形成されたベース部側係合部である。
鍔部489は、クランプ側部4822の下端から端部側に張り出した突出部又は張出部であり、第2面部229とオーバーラップするオーバーラップ部である。
【0036】
内部空間54の説明
図5に示すように、照明装置600は、内部空間54を有する。
【0037】
主カバー21と端部カバー22とは接着固定されるので、カバー主部210の端面とカバー側部211の端面とカバー保持部213の端面と、端部カバー22の取付部223とは隙間なく密着した状態が維持され、主カバー21と端部カバー22の間から内部空間54に虫又は塵芥が侵入する虞がない。
【0038】
一方、主カバー21の開口部214の部分は、主カバー21と端部カバー22とが当接できない部分である。主カバー21と端部カバー22とが当接できない代わりに、支持部材24と端部カバー22とを当接すればよい。
しかし、支持部材24の端面247と端部カバー22の端面部220の内面とは以下の要因により完全には当接できず、隙間が生じる。
1.部品の成型誤差
2.組立誤差
3.温度又は湿度による伸縮差
4.施工時の残留ストレス
同様の理由により、電線保持具48のクランプ側部4822の外面と端部カバー22の取付部223の内面とも完全には当接できず、隙間が生じる。
【0039】
内部空間54には、開放空間540と捕捉空間541とがある。
開放空間540は、主カバー21と端部カバー22と支持部材24と電線保持具48とにより囲まれた空間である。
図5に示す短手方向の長さ寸法W1をカバー保持部213が存在しない開口部214の開口寸法とし、短手方向の長さ寸法W2をカバー保持部213が中央に向かって張り出した張出寸法とする。
支持部材24の端面247と端部カバー22の取付部223とには、短手方向において長さ寸法W1の長手方向の隙間Zaが発生する虞がある。
また、電線保持具48のクランプ側部4822の外面と端部カバー22の取付部223とにも、短手方向において開口部214の長さ寸法W1の長手方向の隙間Zaが発生する虞がある。
したがって、開放空間540は、短手方向において長さ寸法W1の隙間Zaから虫又は塵芥が侵入する虞がある空間である。
一方、捕捉空間541は、虫又は塵芥を補足する空間隙間Zbである。
捕捉空間541は、カバー保持部213と支持部材24とに挟まれた空間であり、短手方向において長さ寸法W2の隙間から捕捉空間541に虫又は塵芥が侵入しても虫又は塵芥は捕捉空間541の内部にとどまり、開放空間540に移動することはできない。
捕捉空間541は、短手方向において長さ寸法W2の二箇所の隙間Zbから虫又は塵芥が侵入してもかなわない空間である。
【0040】
照明具2の製造方法
照明具2の製造方法は以下のとおりである。
【0041】
ステップ1:電線保持具48の製造
電線保持具48を製造する。
電線保持具48の第1方向(長手方向)の外側に向かって突出した鍔部489を形成する。
【0042】
ステップ2:支持部材24の製造
支持部材24を製造する。
支持部材24の一端部250に電線保持具48を取り付ける電線保持具装着部251を形成する。
支持部材24の他端部260に第1方向(長手方向)の外側に向かって突出した突出部261を形成する。
そして、支持部材24の第1面部241(1面)に第1方向(長手方向)に沿って発光素子31を配置する。
また、支持部材24の一端部250に電線保持具48を取り付ける。
【0043】
ステップ3:端部カバー22の製造
端部カバー22を製造する。
その際、端部カバー22に第1方向(長手方向)の中央側に向かって突出する第1突出片225を形成する。
また、端部カバー22に第1方向(長手方向)の外側に向かって窪んだ後退部222を形成する。
【0044】
ステップ4:主カバー21の取り付け
主カバー21を、支持部材24の1面を覆うように支持部材24に取り付ける。
【0045】
ステップ5:端部カバー22の固定
端部カバー22の取付部223に主カバー21の端部を取り付けて端部カバー22を主カバー21に固定する。
その際、取付部223から第1方向の中央側に向かって突出して形成された第1突出片225を支持部材24と対向させる。
また、支持部材24の第1方向(長手方向)の外側に向かって突出して形成された突出部261を端部カバー22と対向させる。
また、電線保持具48の第1方向(長手方向)の外側に向かって突出して形成された鍔部489を端部カバー22と対向させる。
【0046】
具体的には、支持部材24の他端部260において、第1突出片225と突出部261とを対向させる。
また、支持部材24の一端部250において、第1突出片225と鍔部489とを対向させ、後退部222の底面2221と鍔部489とを対向させる。
【0047】
ステップ4の端部カバー22の固定方法についての説明
以下、ステップ4の端部カバー22の固定方法について詳細に説明する。
【0048】
図9の(b)に示すように、鍔部489と突出部262とは、支持部材24と主カバー21とが組み立てられた状態で、主カバー21の端面から突出している。
鍔部489と突出部262とは、端部カバー22を取り付ける際のガイド部となる。
まず、主カバー21と端部カバー22との接触部分に接着剤を塗布する。
具体的には、端部カバー22の周部221の取付部223の環状面又は嵌込部2230の外周とに接着剤を塗布する。あるいは、主カバー21の端面又は主カバー21の端部内面に接着剤を塗布する。
次に、端部カバー22の第2突出片230を鍔部489の下に位置させながら、第2突出片230の先端部232をカバー保持部213の間に差し込む。
次に、端部カバー22の第1突出片225の第2面部229を主カバー21の端面から突出する鍔部489の下面に当接させて、端部カバー22の位置決めをする。
そして、その状態で端部カバー22を主カバー21の端面に押し込む。
2個の第2突出片230は、主カバー21のカバー保持部213の間にある開口部214に差し込まれる。
2個の第2突出片230の基端部231の外側の短手方向の最大寸法を開口部214の短手方向の寸法と一致させておき、端部カバー22を主カバー21の端面に押し込むことで、端部カバー22の短手方向の位置決めがされる。
また、端部カバー22の第1突出片225の第2面部229を主カバー21の端面から突出する鍔部489の下面に当接させて押し込むことにより、端部カバー22の差込部224が捕捉空間541に差し込まれる。
差込部224は、差込部224の下面がカバー保持部213の上面に当接した状態で、捕捉空間541に差し込まれる。
第1突出片225が鍔部489に当たり、差込部224がカバー保持部213に当たることより端部カバー22の上下方向の位置決めがされる。
端部カバー22が主カバー21に差し込まれると、主カバー21と端部カバー22との接触部分は接着剤により接着される。すなわち、端部カバー22で覆われる主カバー21の端面は全て端部カバー22と接着され、主カバー21と端部カバー22との接触部分には隙間が生じない。
【0049】
支持部材24の一端部250における端部カバー22の取付構造の説明
図9の(a)に示すように、電線保持具48は、クランプ側部4822の下端に鍔部489を有する。
端部カバー22は、第1突出片225を有する。
図11の(a)に示すように、鍔部489の下に第1突出片225が差し込まれて固定されている。
鍔部489は、端部カバー22の後退部222まで差し込まれ、後退部222は鍔部489を収納する形状になっている。したがって、短手方向において鍔部489が存在する部分においては、長手方向に隙間が生じない。
【0050】
図10に示す寸法関係は以下のとおりである。
鍔部489の短手方向の長さ寸法Fは、開口部214の長さ寸法W1よりも大きい。
鍔部489の短手方向の長さ寸法Fは、端部カバー22の後退部222の短手方向の長さ寸法W3より小さい。
鍔部489の短手方向の長さ寸法Fは、第1突出片225の短手方向の長さ寸法W4より大きい。
第1突出片225と電線保持具48との重なり寸法L2は、鍔部489のクランプ側部4822からの突出長さ寸法L1と、第1突出片225の取付部223からの突出長さ寸法L2とを加算し、クランプ側部4822と取付部223との間の長手方向の隙間寸法M1を減算した値となる。
クランプ側部4822と取付部223との間に長手方向に隙間がなく長手方向の隙間寸法M1が0ならば、第1突出片225と電線保持具48との重なり寸法L2は、鍔部489の突出長さ寸法L1と第1突出片225の突出長さ寸法L2とを加算した長さ寸法となる。
【0051】
図11の(a)に示す寸法関係は以下のとおりである。
鍔部489の対向面部4890と第1突出片225の第1面部228との重なり寸法L6は、鍔部489の対向面部4890の長手方向の水平面の長さ寸法となる。
重なり寸法L6は、鍔部489の厚さ寸法T1より大きい。
重なり寸法L6は、鍔部489の厚さ寸法T1の2倍以上3倍以下である。
重なり寸法L6は、第1突出片225の厚さ寸法T2より大きい。
重なり寸法L6は、第1突出片225の厚さ寸法T2の2倍以上3倍以下である。
重なり寸法L6は、支持部材24の厚さ寸法T3より大きい。
重なり寸法L6は、支持部材24の厚さ寸法T3の3倍以上又は4倍以上であり6倍以下である。
重なり寸法L6は、鍔部489の厚さ寸法T1より大きく、クランプ側部4822の厚さ寸法T4より大きい。
重なり寸法L6は、鍔部489の厚さ寸法T1の2倍以上3倍以下であり、クランプ側部4822の厚さ寸法T4の2倍以上3倍以下である。
重なり寸法L6は、鍔部489と後退部222との間の隙間の隙間寸法M2の1.2倍以上2.0倍以下である。
重なり寸法L6は、給電線材44と先端部227との間の隙間の隙間寸法M3の0.5倍以上1.0倍以下である。
対向面部4890は、鍔部489が第2面部229と対向している面である。
鍔部489の対向面部4890と第1突出片225の第1面部228との重なり部分は、第1突出片225と底面2221との長手方向の中央に位置している。
鍔部489の長手方向の両側には、隙間寸法M2の隙間と隙間寸法M3の隙間がある。隙間寸法M2と隙間寸法M3とは、共に、部品の最大伸縮長さ以上の寸法である。したがって、部品の伸縮により第1突出片225と対向面部4890との重なりがずれても、先端部227と鍔部489との先端が各々長手方向において他の部品と衝突することはない。
【0052】
支持部材24の他端部260における端部カバー22の取付構造の説明
図9の(a)に示すように、支持部材24は、突出部261を有する。
端部カバー22は、第1突出片225を有する。
図11の(b)に示すように、突出部261の下に第1突出片225が差し込まれて固定されている。
突出部261は、端部カバー22の後退部222まで差し込まれ、後退部222は突出部261を収納する形状になっている。したがって、短手方向において突出部261が存在する部分においては、長手方向に隙間が生じない。
【0053】
図10に示す寸法関係は以下のとおりである。
突出部261の短手方向の長さ寸法Gは、開口部214の長さ寸法W1よりも大きい。
突出部261の短手方向の長さ寸法Gは、端部カバー22の後退部222の短手方向の長さ寸法W3より小さい。
突出部261の短手方向の長さ寸法Gは、第1突出片225の短手方向の長さ寸法W4より大きい。
第1突出片225と支持部材24との重なり寸法L4は、突出部261の支持部材24端面からの突出長さ寸法L5と、第1突出片225の取付部223からの突出長さ寸法L3とを加算し、支持部材24の端面247と取付部223との長手方向の隙間寸法M4を減算した値になる。
長手方向に隙間がなく長手方向の隙間寸法M4が0ならば、第1突出片225と突出部261との重なり寸法L4は、突出部261の突出長さ寸法L5と第1突出片225の突出長さ寸法L3とを加算した長さ寸法となる。
【0054】
図11の(b)に示す寸法関係は以下のとおりである。
重なり寸法L4は、第1突出片225の厚さ寸法T2より大きい。
重なり寸法L4は、第1突出片225の厚さ寸法T2の4倍以上である。
重なり寸法L4は、支持部材24の厚さ寸法T3より大きい。
重なり寸法L4は、支持部材24の厚さ寸法T3の8倍以上又は10倍以上である。
重なり寸法L4は、突出部261と後退部222との間の隙間の隙間寸法M5の1.5倍以上3.0倍以下である。
重なり寸法L4は、先端部227と、回路部品32、基板コネクタ33、基板34との間の最小隙間の隙間寸法M6の0.5倍以上3.0倍以下である。
重なり寸法L4は、第1突出片225と底面2221との長手方向の50%以上であり、75%である。
重なり寸法L4は、長手方向の両側には、隙間寸法M4の隙間と隙間寸法M5の隙間がある。隙間寸法M4と隙間寸法M5とは、共に、部品の最大伸縮長さ以上の寸法である。したがって、部品の伸縮により第1突出片225と支持部材24との重なりがずれても、先端部227と突出部261との先端が各々長手方向において他の部品と衝突することはない。
【0055】
照明装置600の施工方法の説明
図4を用いて、照明器具1に照明具2を取り付ける方法について説明する。
まず、造営部900である天井に照明器具1を取り付ける。照明器具1を天井に取り付ける方法には、天井からつり下げられている吊ボルトに固定する方法、あるいは、ネジなどの固定具により直接天井に固定する方法などがある。
照明器具1を造営部900に取り付ける際、天井から引き出された電源電線すなわちFケーブルを、照明器具1のユニット取付部102内に引き込み、端子台41を介して器具電源線材12の器具側コネクタ13に接続する。
次に、図4に示すように、板バネである器具側取付装置11を照明具2のユニット側取付装置46と係合させる。このとき、照明具2と照明器具1との間に作業空間が存在する状態で、照明器具1の器具電源線材12と照明具2のユニット側電源線材42とを接続するなどの作業が行われる。その後、照明具2を照明器具1に向かって押し上げ、照明具2が照明器具1に取り付けられる。
【0056】
***実施の形態1の構成の特徴***
従来の照明装置に存在する二個の部品間の長手方向の隙間は、部品の長手方向への伸縮を吸収するためのものである。
そして、直交する二個の部品を配置する場合、一方の部品の端面で他方の部品に配置すれば、一方の部品の端面の厚さで他方の部品に当接することになる。
一方、虫よけのため、二個の部品を長手方向の隙間をできるだけ小さくして配置したい。
本実施の形態に係る照明装置は、二個の部品間の長手方向の隙間をなくした点が特徴である。
本実施の形態は、一方の部品の端面で他方の部品に接触させるのではない。
本実施の形態は、二個の部品をオーバーラップさせて、オーバーラップ量の増減により部品の長手方向への伸縮を吸収する構成が特徴である。
本実施の形態は、一方の部品の面と他方の部品の面とを平行に隙間なく配置したものである。
一方の部品の面を水平に構成し、他方の部品の面を水平に構成し、両面を水平に対向させればよく、両面を上下方向に接触させて隙間なく平行に配置することができる。
仮に、両面を上下方向に接触させることが難しくわずかな隙間が生じる場合でも、上下方向の隙間の間隔寸法T0よりも、2個の部品の対向する部分を長くすることにより、異物が侵入し難くなる。
部品が長手方向に伸縮しても、長手方向には隙間がなく、2個の部品の対向する部分が長手方向にずれるだけである。
二個の部品の対向する対向面の長手方向の長さを、部品の長手方向への最大伸縮長さより大きくしておけば、二個の部品間の重なりがなくなり二個の部品間に長手方向の隙間が発生してしまうことはない。
【0057】
上述した二個の部品とは、以下のとおりである。
(1)支持部材24の一端部250の場合、端部カバー22と電線保持具48とが2個の部品であり、端部カバー22の第1突出片225と電線保持具48の対向面部4890とが上下方向に隙間なく水平面で対向して配置されている。
(2)支持部材24の他端部260の場合、端部カバー22と支持部材24とが2個の部品であり、端部カバー22の第1突出片225と支持部材24の突出部261とが上下方向に隙間なく水平面で対向して配置されている。
【0058】
以下、本実施の形態の特徴的構成について説明する。
照明具2は、第1方向(長手方向)に沿って1面に発光素子31が配置された支持部材24を有する。
照明具2は、支持部材24の1面を覆うように支持部材24に取り付けられた主カバー21を有する。
主カバー21は、第1方向(長手方向)に沿って開口部214を有する。
照明具2は、支持部材24の端部に取り付けられた電線保持具48を有する。
照明具2は、主カバー21に固定された端部カバー22を有する。
端部カバー22は、主カバー21の端部が取り付けられた取付部223を有する。
【0059】
端部カバー22は、取付部223から第1方向(長手方向)の中央側に向かって突出して形成された第1突出片225を有する。
支持部材24は、主部240の端面247から第1方向(長手方向)の外側に向かって突出した突出部261を有する。
突出部261は、主カバー21の端部から第1方向(長手方向)の外側に向かって突出している。
電線保持具48は、クランプ側部4822から第1方向(長手方向)の外側に向かって突出した鍔部489を有する。
鍔部489は、主カバー21の端部から第1方向(長手方向)の外側に向かって突出している。
端部カバー22は、第1方向(長手方向)の外側に向かって形成された後退部222を有する。
後退部222は、取付部223から第1方向(長手方向)の外側に向かって後退している。
【0060】
第1突出片225は、支持部材24と対向している。第1突出片225は、支持部材24の突出部261と対向している。
第1突出片225は、電線保持具48と対向している。第1突出片225は、電線保持具48の鍔部489と対向している。
突出部261は、端部カバー22と対向している。突出部261は、端部カバー22の第1突出片225と後退部222の底面2221とに対向している。
鍔部489は、端部カバー22と対向している。鍔部489は、端部カバー22の第1突出片225と後退部222の底面2221とに対向している。
【0061】
第1突出片225は、支持部材24の厚さ寸法T3すなわち突出部261の厚さ寸法T3よりも長く突出部261と対向しており、第1突出片225は、第1突出片225の厚さ寸法T2よりも長く突出部261と対向している。
【0062】
突出部261は、第1突出片225の厚さ寸法T2よりも長く第1突出片225と対向しており、突出部261は、支持部材24の厚さ寸法T3すなわち突出部261の厚さ寸法T3よりも長く第1突出片225と対向している。
【0063】
鍔部489は、第1突出片225の厚さ寸法T2よりも長く第1突出片225と対向しており、鍔部489は、鍔部489の厚さ寸法T1とクランプ側部4822の厚さ寸法T4よりも長く第1突出片225と対向している。
【0064】
オーバーラップ量は、支持部材24の厚さ寸法T3すなわち突出部261の厚さ寸法T3又は第1突出片225の厚さ寸法T2と、突出部261と第1突出片225との間隔寸法T0とを加算した寸法よりも長く、突出部261と第1突出片225とが対向していることにより、端部側から異物が侵入し難くなる。
オーバーラップ量は、鍔部489の厚さ寸法T1又はクランプ側部の厚さ寸法T4と、鍔部489と第1突出片225との間隔寸法T0とを加算した寸法よりも長く、鍔部489が第1突出片225と対向していることにより、端部側から異物が侵入し難くなる。
【0065】
後退部222の壁面2222と鍔部489の先端との間に隙間寸法M2の隙間が存在する。
後退部222の壁面2222と突出部261の先端との間に隙間寸法M5の隙間が存在する。
【0066】
鍔部489の第2方向(短手方向)の長さ寸法Fは、開口部214の第2方向(短手方向)の長さ寸法W1よりも大きい。
突出部261の第2方向(短手方向)の長さ寸法Gは、開口部214の第2方向(短手方向)の長さ寸法W1よりも大きい。
【0067】
第1突出片225の第2方向(短手方向)の長さ寸法W4は、開口部214の第2方向(短手方向)の長さ寸法W1と同じである。
第1突出片225の長さ寸法W4を開口部214の長さ寸法W1より大きくすると、第1突出片225の両側がカバー保持部213に衝突する。
第1突出片225の長さ寸法W4を開口部214の長さ寸法W1より小さくすると、開口部214の短手方向の両側に隙間ができる。
第1突出片225の長さ寸法W4を開口部214の長さ寸法W1と同じにすることで、第1突出片225をカバー保持部213の間に配置するができるとともに、開口部214の短手方向は全て第1突出片225によりカバーされ開口部214の短手方向の両側に隙間がなくなる。
【0068】
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る照明装置によれば、従来隙間を形成していた部品をオーバーラップさせて、虫又は塵芥が侵入する経路を長くしているので、照明装置の内部に虫又は塵芥が入りにくい。
照明装置の部品に成型ばらつき、寸法公差ばらつき、熱膨張、又は、熱収縮があっても、部品間のオーバーラップ量を増やすことで、部品を確実にオーバーラップさせることができる。
また、特別な部品を追加することなく、部品の寸法変更だけで、隙間の長さを長くすることができるため、照明装置の製造コストが増加しない。
本実施の形態に係る照明装置によれば、両端部の虫の侵入経路を遮断、あるいは侵入距離を長くしているので、照明装置内に虫が侵入すること、照明装置内にごみ、ほこりが入ることを防止することができる。さらに、部品のオーバーラップにより長手方向に隙間が発生しないので光漏れが起こることも防止することができる。
【0069】
***照明装置600の変形例***
図12は、カバー保持部213の中央方向への張出寸法の長さ寸法W2が短い場合を示している。張出寸法の長さ寸法W2が短い場合、捕捉空間541の短手方向の長さが小さくなり、開放空間540の短手方向の長さ寸法W1が大きくなる。
開放空間540の短手方向の長さ寸法W1が大きくなる場合、以下のような構成になる。
【0070】
支持部材24の一端部250における端部カバー22の取付構造の説明
図12の(b)に示すように、電線保持具48のベース部480に2個の拡大部4800を形成する。
拡大部4800は、鍔部489の両側に鍔部489と同じ厚さでかつ同じ突出長さで形成される。
鍔部489と拡大部4800との隙間はない方が望ましい。
また、端部カバー22の後退部222と第1突出片225との短手方向の長さを大きくする。
【0071】
図12に示す寸法関係は以下のとおりである。
鍔部489と拡大部4800との短手方向の合計長さ寸法W5は、開口部214の長さ寸法W1よりも大きい。
鍔部489と拡大部4800との短手方向の合計長さ寸法W5は、端部カバー22の後退部222の短手方向の長さ寸法W7より小さい。
鍔部489と拡大部4800との短手方向の合計長さ寸法W5は、第1突出片225の短手方向の長さ寸法W4より大きい。
鍔部489と拡大部4800との短手方向の合計長さ寸法W5は、支持部材24の主部240の短手方向の長さ寸法W8以下である。
【0072】
支持部材24の他端部260における端部カバー22の取付構造の説明
図12の(c)に示すように、支持部材24の突出部261の短手方向の長さを大きくする。
端部カバー22の後退部222の短手方向の長さを大きくする。
【0073】
図12に示す寸法関係は以下のとおりである。
突出部261の短手方向の長さ寸法W6は、開口部214の長さ寸法W1よりも大きい。
突出部261の短手方向の長さ寸法W6は、端部カバー22の後退部222の短手方向の長さ寸法W7より小さい。
突出部261の短手方向の長さ寸法W6は、第1突出片225の短手方向の長さ寸法W4より大きい。
突出部261の短手方向の長さ寸法W6は、支持部材24の主部240の短手方向の長さ寸法W8以下である。
【0074】
実施の形態2.
この実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
図13は、第1突出片225がない端部カバー22を示す図である。
図13に示すように、端部カバー22には、後退部222が形成されているが、後退部222から中央方向に延びる第1突出片225は存在しない。
【0075】
第1突出片225がない構成の説明
図14は、第1突出片225がない端部カバー22を使用した照明具の部分拡大断面図である。
図14の(a)に示すように、端部カバー22に第1突出片225がない場合でも、クランプ部482の鍔部489が後退部222の底面2221と十分重なりあうように長手方向外側に突出していればよい。
図14の(b)に示すように、端部カバー22に第1突出片225がない場合でも、支持部材24の突出部261が後退部222の底面2221と十分重なりあうように長手方向外側に突出していればよい。
【0076】
鍔部489がない構成の説明
図15の(a)は、鍔部489がない電線保持具48を使用した照明具の部分拡大断面図である。
図15の(a)に示すように、電線保持具48に鍔部489がない場合でも、端部カバー22の第1突出片225が電線保持具48のクランプ側部4822の下端面と十分重なりあうように長手方向中央側に突出していればよい。
【0077】
突出部261がない構成の説明
図15の(b)は、突出部261がない支持部材24を使用した照明具の部分拡大断面図である。
図15の(b)に示すように、支持部材24に突出部261がない場合でも、端部カバー22の第1突出片225が支持部材24の主部240と十分重なりあうように長手方向中央側に突出していればよい。
【0078】
屋根部2223の説明
図16に示すように、端部カバー22の後退部222に、屋根部2223を形成してもよい。
屋根部2223は、壁面2222の上部から長手方向中央側に突出した庇である。
屋根部2223は、底面2221と平行に形成される。
屋根部2223を形成することにより、端部カバー22に長手方向中央側に開口した凹部又は溝が形成される。
図16の(a)に示すように、凹部又は溝に電線保持具48の鍔部489の端部が嵌め込まれ、電線保持具48の鍔部489は、屋根部2223と底面2221との間において、長手方向に移動することができる。
図16の(b)に示すように、凹部又は溝に支持部材24の突出部261の端部が嵌め込まれ、支持部材24の突出部261は、屋根部2223と底面2221との間において、長手方向に移動することができる。
屋根部2223により、虫及び塵芥の侵入ルートがU字状になり、虫及び塵芥の侵入をさらに防止することができる。
【0079】
実施の形態の補足説明
実施の形態の複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明の範囲、本発明の適用物の範囲、及び、本発明の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0080】
600 照明装置、1 照明器具、10 器具本体、101 外観主部、102 ユニット取付部、103 底面部、104 周面部、105 器具端部、11 器具側取付装置、12 器具電源線材、13 器具側コネクタ、2 照明具、20 外郭部、21 主カバー、210 カバー主部、211 カバー側部、212 カバー係合部、213 カバー保持部、214 開口部、22 端部カバー、220 端面部、221 周部、222 後退部、2221 底面、2222 壁面、2223 屋根部、223 取付部、2230 嵌込部、224 差込部、225 第1突出片、226 基端部、227 先端部、228 第1面部、229 第2面部、230 第2突出片、231 基端部、232 先端部、234 第1面部、235 第2面部、24 支持部材、240 主部、241 第1面部、242 第2面部、243 側縁部、244 側部、245 基端部、246 先端部、247 端面、250 一端部、251 電線保持具装着部、252 電線挿通切欠き部、253 電線保持具装着孔、260 他端部、261 突出部、30 光源モジュール、31 発光素子、32 回路部品、33 基板コネクタ、34 基板、340 実装面、341 非実装面、40 電源ユニット、41 端子台、42 ユニット側電源線材、43 ユニット側コネクタ、44 給電線材、45 給電コネクタ、46 ユニット側取付装置、48 電線保持具、480 ベース部、4800 拡大部、481 取付フック、482 クランプ部、4821 クランプ天部、4822 クランプ側部、4823 配線押え部、483 ヒンジ部、484 クランプ受け部、485 ガイド部、486 電線挿通溝、487 第1係合部、488 第2係合部、489 鍔部、4890 対向面部、49 電線留め具、54 内部空間、540 開放空間、541 捕捉空間、Za 隙間、Zb 隙間、900 造営部。
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